6月10日(土)、東京都世田谷区世田谷中学校にて世田谷区立中学校生徒会の代表生徒による、「令和5年度世田谷生徒会サミット(第1回)」が開催されました。
今年度の第1回目ということで、全29校、58名の生徒が
- 自分の学校の満足していること、自慢したいこと
- 自分の学校の改善したいこと
- これからどうしていきたいか
について話し合いました。
満足していることでは、「施設がきれい!」「給食がおいしい!」改善したいことでは、「目安箱の利用率が低い」「生徒の意見が尊重されていない」などの意見がありました。
今回はサミットの中で日本ユニセフの方から、「子ども基本法」や「子どもの権利条約」についての講演もありました。2023年4月に施行された子ども基本法ですが、多くの方に知って貰うためにも、まずは中学校の学級目標や学校目標にも取り入れようということから、この講演に至りました。講演の中では、子どもの権利条約の全40条をカードブックにしたものから学校に関係のあるものを選び出し、議論しました。
「第2条の差別禁止は当たり前」
「発表するときに意見を表す権利(第12条)も必要」
「障がいの子達へのサポートもいるよね(第23条)」
「第31条(休み、遊ぶ権利)は絶対!」
などの声が上がりました。
サミットの最後には動画撮影も行いました。今回のサミットで話し合ったことや学んだことなどを生徒会以外の子ども達にも伝えるために、動画を作成しました。
世田谷生徒会サミットは、8月2日(水)に第2回、2月3日(土)に第3回が開催されます。今回話し合ったことを各学校に持ち帰って議論し、次回以降どんな意見が出るのか楽しみです。
『大学生の声』
世田谷区の生徒会の子ども達はとても積極的に意見を出し、しっかりと議論していました。最初のアイスブレイクから良い雰囲気を作り出すことができて良かったです。動画撮影ではカメラを担当しました。より良い動画にするために、わかりやすい動画にするために、中学生も大学生も大人も、みんなが一生懸命取り組んだことで良い動画を造り上げることができたと思います。今の中学生がどのような状況でどんなことを考えているのか気づいたので今後に生かしていきたいです。
【担当】HP部 中村陸人