12月10日(日)に兵庫県民会館で「第10回ひょうごサミット本番」が開催されました。
今回は兵庫県内の5校から31名の中学生・高校生が参加しました。
10月に開催された事前学習会を踏まえ、この2ヶ月間各校で様々なことに取り組んでくれました。
午前には各校で考えてきた提言を共有し、意見交流をしました。
午後からは子ども達自身が司会を務めました。
各学校の取り組み発表では、
「学校独自のルールを作成・更新」
「ICTのカンファレンスの開催」
「外部講師によるネットモラル講演」
「外部へ出前授業」
「教員へのSNS講座」
など、生徒が主体となって活動してくれました。
学校の生徒に呼びかける取り組みはこれまでも行われていましたが、教員に対する講座や小学生へ出前授業などは初の試みでとても驚きました。学生だから分かることや事前学習会で学んだことを活かして活動してくれていました。
パネルディスカッションでは午前中に意見交流した提言に関して、大人のパネリストと熱い討論が繰り広げられました。
子どもの中には、「常に管理をして欲しい」「ほっといて欲しい」という様々な意見がある中、親代表で参加されたパネラーの方は「親は子どものスマホの使い方に関して、子どもと一緒に話し合いたい」と仰っていました。
また、子どもから先生への提言では「テストの返却方法や宿題の提出方法を統一して欲しい」、行政・自治体へは「検索したいのに使用できないサイトが多すぎる!」という学生らしい意見も飛び出しました。
また、企業代表としてKDDIへ提言を発表しました。子ども達の意見を踏まえて「貴重な意見を持ち帰って話し合いたい」とのことでした。
→このパネルディスカッションから「大人も子どももそれぞれの考えや意見がある。これを共有する機会が無いことが良くない。密なコミュニケーションを取ることで、お互いの意見を尊重していく必要がある。」と分かりました。
そして、ひょうごサミットでは8月に開催された「人とつながるオフラインキャンプ2023 inいえしま」の成果報告会があります。
ソーシャルメディア研究会から参加した学生が、子ども達の様子を発表しました。また、キャンプ参加者も感想を述べました。
【担当】HP部 中村陸人