7月30日に尼崎市立中央北生涯学習プラザ小ホールにて尼崎サミットが開催されました。
市内の6つの小・中学校から約25名が参加しました。
子ども達は当日に初めて顔を合わすため、もちろん緊張します。これをほぐすためのアイスブレイクをソーシャルメディア研究会の学生が担当しました。2回生の新メンバーがアイスブレイクを担当しましたが、これをきっかけに話合いも活発になりました!
前半は尼崎市の子どもたち対象に行ったアンケート結果と全国のアンケート結果を見比べて、今のインターネットの使用状況や使いすぎることによる悪影響に関して議論しました。
今や全国の学生に配布・購入されているタブレット端末ですが、尼崎市の子ども達はこのタブレット端末に関して
「夏休みはもう少し使用時間を延ばして欲しい」
「自由研究の調べ物をしたいから、フィルターに設定を付けて欲しい」
といった意見がありました。
そこで、先生班からは
「次回の職員会議で共有したい」
と前向きな回答もありました。
後半の提言作成では、
親に対しては、
「子どもに言うなら親も守って欲しい」「一緒にルールを考えて欲しい」
先生に対しては、
「インターネットモラル授業や講習会をもっと開いて欲しい」「塾があるため、22時以降も使えるようにして欲しい」とありました。
そして、尼崎市に対しては、
「体育館にエアコンを付けて欲しい」「トイレを綺麗にして欲しい」「ポスターを用いてインターネットの使い方などを啓発したい」など少し形の違うものもありました。
子どもは大人の方にも聞いて欲しいことがたくさんあり、伝えたい思いは大きいです。
ですが、そこに対して尼崎市教育委員会の方や先生方は応えたいという思いも見られました。
『大学生の声』
会の序盤、グループで出た意見を全体に発表するときに、自分が発言することをメモしてそれを見ながら発表していた子が、最後の全体で感想を言う場面で自ら手を挙げて前に行き、自分の考えを自分の言葉で何も見ずにスラスラと発表できていたことにとても感動しました。
【HP部】 中村陸人