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第5回寝屋川サミットが開催されました。


85日(月)に、第5回寝屋川サミットが開催されました。

 

市内の中学校12校から約30名が参加しました。

今回のサミットは、第4回と同様に1日のサミットで、主にHRTプログラムと、寝屋川市の中学校の校則について話し合いました。

何度も顔を合わせ、意見を交わしているメンバーなだけあり、どの生徒もたくさんの意見を発信できていた1日でした。

 

サミットの話し合いの前に午前と午後の1回ずつ行われたHRTプログラムでは、能勢アウトドアスクール(NOS)の奥インストラクターの指導のもと、人間関係構築のトレーニングを生徒全員で取り組んでいました。同じもの好きでグループ分けをしたり、円になって手をつないでフラフープを順番に送ったりして、他校との繋がりを深めるいい機会になりました。

終わった後には、「楽しかった。もっとしたい。」と話している生徒もおり、プログラムが成功したようでした。

 

話し合いでは、各学校の校則について共有し、「全校で統一できる校則を統一しよう」という方針の中、活発な話し合いが進みました。「水分補給」「スポーツドリンク」「塩分チャージ」「手持ち扇風機」について、「授業中はいいのか」「登下校ではどうか」「部活中はどうか」と様々なパターンで各学校が校則を共有していました。

特に話し合ったのが、「スポーツドリンク」と「塩分チャージ」についてでした。

生徒の意見としては、

「熱中症の危険があるから持っていきたい」「学校が配ってくれたら良い」

それに対して先生の意見は、

「ごみの管理をしっかりできていないから良くないのではないか」「体調以外の場面で食べたり飲んだりをする生徒もいる」などがあがりました。

一方で、「生徒の体調面を考えて、学校でも検討したい」などの前向きな意見も出ていました。

 

その他にも、「制服を半ズボンの物も用意してほしい」や「トイレのにおいを解消してほしい」など、日常生活に関する意見も出ていました。

 

子どもにも一人ひとりに意見があり、思いがあります。そして、それを表明する機会が今回のサミットでは設けることができたと思います。

 

また、先生も子どもたちの熱い思いと学校の校則をもう一度見直そうとしている場面がたくさん見られました。

寝屋川サミットは、6、7回と続いていくので、子どもたちの意見がしっかりと学校として普及されることを楽しみにしています。


『大学生の声』

違う学校の子どもたちが、HRTプログラムを通して相手を尊重することや、仲間を応援すること、人と関わる楽しさをしっかりと学び、自ら率先してたくさんの子どもに話しかけに行く姿に、とても感動しました。

また、議論の時間では、先生の見ている中でも臆せず自分の意見を話していることが、先生と子どもとの良い関係性が見られてとてもよかったです。


【HP部】 中島翔陽