10月3日に大阪府スマホサミットの第2回が開催されました。
会の中で、府内の中高生12人が、大阪府のスマホやインターネットの利用に関するアンケート調査結果のデータを見て、それについて話し合う場面がありました。
「やっぱりオンラインゲームの利用が男子には多いんじゃないか」
「LINEは返信しないといけないけどTwitterはそうじゃない」
「知らない人と直接会う人が多い…怖い」
といった声が出るなど、彼らの経験や認識、素直な感想を出し合っていました。
中高生がスマホやインターネットについて議論することは、当事者である彼らにとっても重要な機会だと思いますが、それ以上に同世代で意見の共通点やギャップを共有できたことが何よりも大事なのかなと感じました。
10月31日に今年の締めくくりとなる第3回が開催されます。どんな意見が出るのか注目です。
【大学生の一言】
~子どもたちの「生の声」を聴いて~
印象的だったのが、子どもたちの口から「制限はつけてほしい」という意見が出たことです。そして同時にでたことが「口うるさく言わないでほしい」でした。これを聞いて理解を示す子も多くいました。
正直な話、当時の私であれば制限なんてかけられたくないと考えてしまうでしょう。割と近しい年代ですが、私が中高生だった5・6年前にはない発想なので一種のジェネレーションギャップを感じました。
また「親や先生もスマホやインターネットの知識を増やしてほしい」という声もありました。子どもたちの方が大人より、感覚的にスマホやゲーム機などのデバイスを扱えるし、知識もあるという現状があるようです。彼らはこのことを「謎の自信」と呼びました。この「謎」という表現や、「制限をつけてほしい」と「知識をつけてほしい」という考えが同時に出てくる背景には一体何があるのか、そこに重要な論点がありそうですね。
今後も、子どもたちの「生の声」に耳を傾けて、子どもたちを取り巻くネット社会について考えていきたいと思います。
【記事】大阪府スマホサミット リーダー 小柳素晴(3回生)